「組込システム開発」ユニットの tino です。今回もよろしくお願いいたします。
世に語り伝ふる事、まことはあいなきにや、
今回は73段です。
「それどうなの?😕」
今回は、昔から「それどうなの?😕」と思っていたことを二点、書いてみます。
Web検索すると同様の主張をしている人もいるしそれに対する否定的意見なども出ていますが、本記事は私の独断と偏見で書いたものです。
システムエンジニア、プログラマーって?
いわゆるIT業界の職種として「システムエンジニア(SE)-IT用語辞典 e-Words」、「プログラマー(PG)-IT用語辞典 e-Words」と呼ばれるものがあります。
特に、「システムエンジニア」は、「ITゼネコン」の構造と関係しており日本特有のものらしいです(海外では「software engineer」や「software developer」などと呼ぶらしい)。
この文脈において、これら職種は「システムエンジニア」>「プログラマー」の階層構造になっており、「システムエンジニア」は「プログラマー」より上位の職種とされています。「システムエンジニア」が仕様書や設計書などを書いて、「プログラマー」はその設計書に書かれた内容をプログラミング言語に置き換えていく単純作業をしているような位置づけです。
そういうこともあって、いい年して職業欄に「プログラマー」と書くのが何となくはばかられてしまいます。
しかし、「モノづくり」の観点からざっくり言うと、プログラミングとは以下のような作業だと私は思っています。
- どのようなものを作るかを考えて(設計)
- プログラミング言語でそれを表現し(実装)
- テストしバグを修正する(テスト、デバッグ)
しかもこれらは必ずしも 1. → 3. へと順番に流れていくわけでもありません。
そして、実装一つとってみても設計と複雑に絡む作業は単純なものではなく、
デバッグ一つとってみても見つかった問題事象から一つ一つ可能性を絞り込みながら原因を突き止めていく作業は複雑どころか人によってはいくら時間をかけても解決できないようなこともあるほどです。
テスト一つとってみても…(~以下略)
組織や体制によっても異なりますが、このような作業をする人も「プログラマー」でしょうし、むしろこれが本来の「プログラマー」だと私は思っています。
他メンバーの記事↓でも紹介されているように、私たちが担当しているのは上記のような作業ですが
このように「創造的」な活動をしているのにもかかわらず、「プログラマーです」と言うと誤解されかねないという状況に「それどうなの?😕」と思うわけです。
プログラムを「組む」?
私はプログラムを「組む」という表現に違和感があります。
なぜならプログラムはプログラミング言語を用いて記述するものだからです。文章を「組む」とは言いませんよね。先に書いたようなものが「プログラミング」だとするとデバッグ作業は文章を書いて推敲するのと同様です。
確かにモジュールを組み合わせるとかいった意味にも解釈できますが、何かプラモデルを「パチ組み-Google 検索」(←プラモ作りも高度な作業なのであえてこの表現)でもしているように聞こえます。単純作業でもしているような語感に「それどうなの?😕」と思うわけです。
ですから私はプログラムを「書く」と表現するようにしています。
キーボードなのだから「打つ」と言うべきという話は置いとくとして😆
今回のまとめ
今回は、昔から「それどうなの?😕」と思っていたことを当社比120%ほどとりとめもなく書いてみました。
おまけ
記事公開前にあらためてちょっと調べてみたらこんな記述を発見。似たようなこと言ってる。。
「溜池備忘録」その1 「SEって何ですか?」(外部リンク)
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