フェイス・ソリューション・テクノロジーズ株式会社 IS 本部 OS ユニットの Saki@猫好き です。AWS 活用していますか?
今日は、私が AWS 認定資格 6 冠を達成した体験談を書いてみようと思います。これから AWS 認定資格 6 冠を目指す方の参考になれば幸いです。
AWS 認定資格についてまとめました。
こちらの記事もご確認ください。
私が試験を受験した順番
クラウドプラクティショナー
- AWS の基本的な知識を持っている人が対象
- 試験時間:90 分
- 出題数:65 問
- 合格ライン:700 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:11,000 円(税抜)
ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWSにおける、可用性があり、コスト効率が高く、高耐障害性で、スケーラブルな分散システムの設計に関する1年以上の実務経験を持つ人が対象
- 試験時間:130 分
- 出題数:65 問
- 合格ライン:720 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:15,000 円(税抜)
SysOps アドミニストレーター – アソシエイト
- クラウドオペレーションのロールを持つシステム管理者が対象
- 試験時間:130 分
- 出題数:65 問
- 合格ライン:720 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:15,000 円(税抜)
デベロッパー – アソシエイト
- AWSベースのアプリケーションの開発や保守における 1 年以上の実務経験がある人が対象
- 試験時間:130 分
- 出題数:65 問
- 合格ライン:720 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:15,000 円(税抜)
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
- AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイにおいて 2 年以上の実践的な経験を持つ個人が対象
- 試験時間:180 分
- 出題数:75 問
- 合格ライン:750 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:30,000 円(税抜)
DevOps エンジニア – プロフェッショナル
- AWS 環境のプロビジョニング、運用、管理において 2 年以上の経験を持つ個人が対象
- 試験時間:180 分
- 出題数:75 問
- 合格ライン:750 点以上/ 1000 点満点
- 受験料:30,000 円(税抜)
各試験の対策、勉強方法について
クラウドプラクティショナー(2020年 12月 23日 取得)
試験対策本を購入して読んでみてください。内容を暗記すれば解けます。ただし、この先を目指すのであれば「実際に触ってみる」というのは重要なことだと思います。AWS アカウントを作成して、マネジメントコンソールに並ぶサービス名を見ていくだけでもワクワクします。
勉強時間:20 時間
ソリューションアーキテクト – アソシエイト(2021年 5月 26日 取得)
こちらも試験対策本を購入して読みます。実際に触ることで理解を深めることができますので、AWS アカウントの作成は必須です。また、問題に慣れ親しむために、AWS 公式の模擬試験に挑戦します(2021年 12月から、模擬試験が無料になりました!)。ただし、AWS公式の模擬試験だけでは不足を感じると思います。私は追加で Udemy を利用しました。模擬試験で良い点数が取れるようになったとしても、ただ解答を覚えるだけの勉強では合格は難しいです。何よりも重要なことは、AWS のサービスを正確に理解しておくこと。AWS サービス別資料(BlackBelt)がオススメです。
勉強時間:60 時間(AWS 未経験だと+20 時間程度)
SysOps アドミニストレーター – アソシエイト(2021年 6月 26日 取得)
試験のための情報がほとんど出てきません。何から手を付ければいいか分からなくなってしまうかもしれません。しかし、ソリューションアーキテクトの試験範囲と被る部分も多いため、実は、それほど大変な試験ではないと、個人的には感じました。Udemy を利用して模擬試験を解き、問われたサービスについてAWS サービス別資料(BlackBelt)で確認します。「自分がわかりやすい、自分のための参考書を作る」くらいの気持ちで、内容をまとめました。
勉強時間:40 時間(AWS 未経験だと+20 時間程度)
デベロッパー – アソシエイト(2021年 8月 25日取得)
私にとっては普段の業務内容と異なる範囲が問われるため、とても苦労したのがデベロッパーの試験でした。試験対策本を購入し、一通り読んだ後は、Udemy の模擬試験に繰り返し取り組みました。間違えた問題は、試験対策本で確認したり、AWS サービス別資料(BlackBelt)で確認したりしました。確認した内容は SysOps のときと同様、自分がわかりやすい形にまとめました。
勉強時間:40 時間(AWS 未経験だと+20 時間程度)
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(2021年 12月 22日 取得)
AWS認定資格試験の最難関です。私はクラウドプラクティショナーの取得から 1 年以内にプロフェッショナルを取得する、という明確な目標を立てていました。勉強方法は今までとあまり変わりません。試験対策本を購入し、Udemy で模擬試験に繰り返し取り組み、間違えた問題は、試験対策本で確認したり、AWS サービス別資料(BlackBelt)で確認したりしました。また、出来る限り問われるサービスに実際に触れて確認して理解を深めるようにしました。(気を付けよう。サービスを消し忘れたら想像以上の請求に襲われる!)
30,000 円(税抜)の受験料もお財布に優しくありません。AWS 認定試験に合格すると、半額クーポンが 1 枚発行されます。温存していたクーポンをここで利用しました。
勉強時間:100 時間(AWS 未経験だと+40 時間程度)
DevOps エンジニア – プロフェッショナル(2022年 7月 5日 取得)
SysOps アドミニストレーター同様、試験の情報が乏しいです。Udemy とAWS サービス別資料(BlackBelt)を繰り返し読み込み、問われるサービスに実際に触れて確認することで理解を深めました。実際の試験においては、ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルと比べて易しい印象。問題文が短く、問われている内容が分かり易いと感じたからだと思います。
ここでも、半額クーポンを利用してお財布へのダメージを 50 %軽減することができました。
勉強時間:80 時間(AWS 未経験だと+40 時間程度)
有効期限、更新について
AWSの認定資格の有効期限は、試験に合格した日から 3 年間です。延長するには、失効する前に、再度試験を受けて合格する必要があります。
上位試験に合格すれば、自動的に下位資格は延長されます。
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル試験に合格すれば、ソリューションアーキテクト – アソシエイト資格と、クラウドプラクティショナー資格の有効期限が延長されます(それぞれの資格を取得していることが前提)。
DevOps エンジニア – プロフェッショナル試験に合格すれば、SysOps アドミニストレーター資格とデベロッパー資格、クラウドプラクティショナー資格の有効期限が延長されます(それぞれの資格を取得していることが前提)。
私が半年空けてプロフェッショナル試験に挑戦した理由は、ここにあります。続けて受験することも可能だったと思いますが、3 年後に続けて受験できるかどうかは不透明なため、わざと半年空けることにしました。ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル試験の現行バージョンが 2022 年 11月 14 日で更新されるようですので、助かった、かな?
これからAWS 試験を受けられる方へ
私は運良くすべての試験を一発で合格することが出来ました。しかし、AWS の試験は簡単ではありません。ただ模擬試験、過去問題を解いて答えを覚えれば良い、というような某ベンダー試験とは一線を画していると思います。AWS サービスへの正確な理解がなければ解くことが出来ない問題も多いです。
- 「いつ」までに試験を受けるのか明確にする
だらだら先延ばしにしていたら、いつまでも受験日が決まらない! - 「いつ」を決めたら、試験の予約をする
私は自分を追い込んでやらざるを得ない状況にする派です。 - 勉強は決めた時間に集中してやる
集中力を保つために、何時から何時まで勉強するか決めます。 - 実際にサービスに触れる
理解を深めるための近道です! ただし、お片づけを忘れると想像以上の請求に襲われます。 - 楽しむ
AWS が好きという気持ち、そして、楽しいという気持ちがないと続かないと思います。
最後に
あなたもAWS 認定資格に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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