つれづれなるままに、お仕事 ~150段~

コラム

「組込システム開発」ユニットの tino です。今回もよろしくお願いいたします。

能をつかんとする人、

今回は150段です。

資格の取得

弊社ではIT関連資格の取得が推奨されています。若干ながら取得に際する補助もあります😄
そんなこともあって、各々が独自に目標を立てて計画的に取り組んでいます。本ブログでもAWS関連資格についての記事がいくつもありますね。

何のために取るの?

そもそも資格って何のために取るのでしょう?ざっと挙げてみました。

  • 自分の力を手っ取り早く他人に示せる。いくら実務で頑張っていても常時接している相手でもないかぎり実力を推し量ることは困難です。もちろん資格で正確な実力が分かるわけではありませんが共通の物差し📏とはなりえます。
  • 業務によっては必須要件となっていることもある。入札案件などでは「メンバーが~の資格を有すること」のような条件がついている場合もあります。入札案件でなくても特定のベンダー資格が業務上必要な場合もありました。
  • スキルアップになる。最初の項目でも同様のことを述べましたが、確かに「資格試験に出るような問題は実務でどれだけ役に立つの?」と言われると「?」となります。しかし、広く浅く、系統だって学習する機会は OJT では得られません。用語を知っておくだけで、ちょっとテリトリー外の話を聞いても理解度が違います。
  • 自信につながる。資格取得には多かれ少なかれ努力が必要です。努力して得たものはそれだけで自分自身への自信につながります。
  • コレクションになる😅何でも揃うとうれしいですね。

資格が目的ではないけれど…
資格を取ること自体は目的にはなりませんが、やはり無いよりかは有ったほうがいいに違いありません👍

IPAの情報処理技術者試験

私は IPA の情報処理技術者試験は高度区分を含めけっこう合格しているので、その辺について書きたいと思います。

IPAの高度区分は難しい?

IPA公式統計情報の応募者・受験者・合格者の推移表(外部リンク)より
「新制度累計」の「合格率」が特に低いものを並べると以下のようになります。

試験区分合格率受験率
プロジェクトマネージャ13.4%62.6%
ITサービスマネージャ13.6%64.3%
システムアーキテクト13.9%61.8%
ITトラテジスト14.5%62.6%
システム監査技術者14.5%67.6%
(令和5年3月8日現在)

参考までに高度区分以外では以下のようになっています。

試験区分合格率受験率
ITパスポート(春期・秋期)51.5%87.5%
基本情報技術者(春期・秋期)27.9%74.1%
応用情報技術者(春期・秋期)22.0%62.6%
(令和5年3月8日現在)

以上より、上位になるほど「受験率」も低くなる、つまり、「棄権」が多いということです。誰しも仕事を抱えながらプラスアルファで勉強するのですから、そりゃモチベーションを維持するのは大変です。
しかし、受験に臨んだ人での合格率(合格率/受験率)は高度区分でも20%程度はあります。
と考えるとそれほど高難度というわけではありません。とはいえ簡単ということはないですが 😅

方法論とか

午後の試験に「論述式」つまり小論文が含まれる場合、
設問では「実務経験をもとにして書け」ということにはなっていますが
仮想体験(つまりほぼでっち上げ)で書くのが普通です。たぶん。これはその手のテキストにも書いてある情報です。

ほぼでっち上げといってもそれに準じた実務の体験がないと書くのは厳しいので、丸っきり嘘でもありません。そもそも資格対象の職種を目指す人向けなのにその実務経験が必要というのは矛盾しています。
ですから実務経験が乏しいからといって敬遠することはありません。

ただ、作文力は必要です。情報処理技術者試験が上位に行くほど文系っぽくなるといわれる所以です。
裏返すと、題意を外さず的確に文章をまとめることができれば
問題文に書かれている文章を膨らませるだけで解答できたりするので、ある意味「記述式」より楽だったりします。これは実務でも必要なスキルです。

ちなみに、手書きで2時間ぶっ続けなので手が痛いですね :苦笑い:
また、午前や午後 I とかで落ちたらその後は採点すらしてもらえない、、という過酷な現実に折れないメンタルも必要です :ハハハ:

今回のまとめ

今回は、IT関連資格について IPAの情報処理技術者試験を中心にとりとめもなく書いてみました。
資格も一つのツールとして使いこなしたいものです。

プロフィール
この記事を書いた人
tino

「システムソリューション本部」の「組込システム開発」ユニットに所属しています。
IPAの情報処理技術者は「プロジェクトマネージャ」から「ITパスポート」まで4種類、それから古~い「MCP」を3種類、保持しています。

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