アラフィフ未経験転職者3年生の…「いとあたらし」です。
当初は慣れない操作等に苦労しましたが、周りの方には面倒見のいい方が多く、いろいろな経験を積むことができ、かなり慣れる事ができました。
業務中の空き時間には自己学習も可能な環境ですので、パソコンの操作や、処理の待ち時間が苦にならない人には、非常にいい職場だと思います。
はじめに
前回では、Network編#2~概要の章をやっておりましたが、ハンズオンが続いてしまいましたので、今月はティーブレイク的にIoTの記事を記載してみます。
ちなみに、以下のリンク先に過去私の作成したAWSハンズオンブログのリンクを記載しておきます。
まだ見ていない方はこちら(特にハンズオン)↓から見てゆく事をお勧めします。
では、いよいよこれよりラズベリーパイ400初期設定を進めます。
01入手の経緯について
私の学生の頃はパソコンはかなり高価な高嶺の花でしたので、コンピューターに触れる最初の機会というと、中学1年生の時に近所のスーパーに臨時出店していた電気店でセールをしていたCASIOのポケコンPB-100に遡ります。
当時、電波新聞社の刊行していたマイコンBASICマガジン(現在は電子工作マガジンの別冊になっています)を参考にポケコンの544ステップをギリギリまで使って簡単なプログラムを作っていたことが有りました。
そこが起点だった経緯より、もちろん現代のハイスペックなマシンにも興味はあるものの、いわゆる低機能なシングルボードコンピューターにも不思議な魅力を感じてしまっておりました。
ラズベリーパイは、以前より存在は知っていたのですが…
本体とあれこれ入手しようとすると割合高額になることと、最低限だと、どれを選ぶべきかが分かりにくい販売方法でしたので、購入には至っておりませんでした。
最近、ラスベリーパイ400という機種が出ており、スターターセットを入手すると、モニタだけ有れば、最低限揃ってしまうという情報を入手しましたので、今後の個人的なLinuxの学習や、基礎的な開発言語や電子工作の学習に役立ちそうなので、購入する事としてみました。
但し、新品まで購入する程でも無いと考えておりましたので、ヤフオクを見ていたところ、市場価格の半額+α程度でスターターセットを無事入手することができました。
02 初期設定をやります。
まず…OSインストール済のSD添付はありませんので、OSをインストールしたSDカードを作成する必要が有ります。
以下のURLに進んで、WindowsパソコンにRaspberry Pi Imagerをインストールします。
WindowsPCにてRaspberry Pi Imager を起動して、Raspberry Pi OSをSDカードにインストールしてゆくのですが…お勧めのソフトウェアがすべて事前にインストールしてあるFullバージョンにてインストールしておきます。
この場合、Raspberry Pi ImagerのOS選択時に、「Raspberry Pi OS(other)」を選択して、希望するOSのバージョンを選択する流れとなります。
ちなみに、ラズベリーパイ400のCPUは、Arm64に対応しており、現時点で64bit版のOSが選択できるようになっておりましたので、64bitのFullバージョンをインストールしました。
さて、OSをインストールしたSDカードの作成が無事終わりましたので…
ここからはテレワーク時の影武者!?で有名??な…あざらし君に交代します(;^ω^)
マイクロSDカードを挿入して、ディスプレイと、マウスと電源を繋いで、初期設定を一通り済ますと無事起動できました。
凄く簡単です。
なんだかプログラミング学習に使えそうなツールが予め沢山入っているようです。
Yahooも問題無く表示できました。
ただし、ブラウザはChromiumでした。
試しにYoutubeを再生したところ…初動はややもたつきますが、動画再生自体は問題無くできるようでした…が、音が出ない(;’∀’)事に気づきました。
あと、同じネットワーク上にネットワークプリンタが存在している状態だと、ほぼプラグインプレイ状態で、テストプリントを実行するだけで、プリンター設定も完了してしまうようです。
さて、現時点ではHDMIから受けた音声が出力できるモニターではありませんので…USBタイプのスピーカーを接続し、Raspi-Config(ラズベリーパイ版のBIOSみたいなモノだそう)の設定を修正すると無事に音も出るようになりました。
画面レイアウトも若干いじってみました。
Windowsライクなレイアウトへの変更も簡単でした。
折角なので…別のパソコンからリモートデスクトップをして、ラズパイ400がディスプレイ無しで使えないか試してみました。
xrdpをインストールするため、ラズベリーパイにてLXTerminalを起動します。
※xrdpとは、Windowsのリモートデスクトップ接続に用いられるRDP(Remote Desktop Protocol)のサーバ機能をLinux向けに提供するオープンソースのサーバソフトウェアだそうです。
1. sudo apt update
2. sudo apt install xrdp
3. sudo reboot
これでラズパイが起動したら、Windowsパソコン側からリモートデスクトップ接続するだけですので、簡単に接続まではできました。(^^♪
ただし、Windowsからラズベリーパイにリモートデスクトップ接続した状態でブラウザを起動すると…ブラウザの枠は表示されますが、中身が化けてしまうので、普通にブラウザ使用したい場合での使用には耐えないということが判明しました。
いろいろ調べてみたところ、ラズパイではVNC接続が一般的に利用されているようでしたので、VNC接続をRealVNCを使用して試してみました。
…ところが、今回インストールしていたRaspberry Pi OSの最新バージョン(2023/10/10に更新された最新バージョン分:bookworm(Debian12系))でいろいろ試してみたところ、何故かVNCサーバー側がうまく起動できないようで…ネットで調べてみたところ、該当のOSでは他の人も何故かVNC接続がうまく行っていない状態となってしまっている事を確認しました。
そんな訳で、Raspberry Pi Imagerに戻って、OS選択時に、「Raspberry Pi OS(other)」を選択し、レガシーOSの方を選択して再度SDを作成してみました。
Raspberry Pi OSのレガシーバージョンはBullseye(Debian11系)だそうですが、いろいろ調べてみるとレガシーOSでは使用できるが…最新OSだとうまく起動できないツール諸々が有るらしい情報が確認できました。
レガシーOSにて設定等を実施すると問題無くVNC接続ができて、接続元のWindowsPCから接続先のラズベリーパイの画面が表示され、ブラウザの表示も問題無く操作できる事が確認できました。
あとは、IP固定等をすれば、ラズベリーパイの電源だけ入れて、他のパソコンからVNC接続して使用することも可能になりました。
※インストールしたラズパイOSのバージョンは以下のコマンドで確認できます。
lsb_release -a
あと…ネットで調べてヒットした以下の役立つ情報より、簡単に必要なアプリが追加できるという情報が有りましたので、載せておきます。
コチラからは試しに、Visual Studio CodeとGIMPをインストールしてみました。
スクリーンショットの撮れるscrotとかも入れておきました。
ちなみに、上記の一覧表には無かったのですが…ラズパイOSにはスクリーンセーバーもデフォルトでは入っていないので、以下の命令で予めインストールしておくと便利です。
sudo apt install xscreensaver
初期設定をいろいろする必要はありますが…入っているいろいろなスクリーンセーバーを例えば1分おきにランダムに表示する機能も有りました(^^♪
終わりに
AWSハンズオンブログが続いておりましたので、今月は気分転換して別ジャンルのブログを作ってみました。
ずっと以前から興味を持っていたマシンが、かなり進化しており、ややもっさりには違いないものの現代の使用に耐えうる性能に進化してきていることがわかりました。
日本では技適との兼ね合いで発売されていませんが、イギリスでは10月からラズパイ5が発売開始されているので、今更の前世代機種入手ではあるのですが、今後、GPIOピンを利用したIoT電子工作も含めていろいろいじり倒して、自己学習等に役立てていきたいところです。
来月以降はまた、AWSに戻ります。
長らくのお付き合いを有難うございましたm(_ _)m
コメント