フェイス・ソリューション・テクノロジーズ株式会社 IS 本部 OS ユニットの Saki@猫好き です。AWS 活用していますか?
今日は、前回会社のアカウントに作成した Minecraft のバニラサーバーを、Mod が導入できるサーバーにしてみます。
はじめに
今回は、クライアント側の設定(お使いになられているパソコンでの設定)と、AWS EC2 インスタンスでの設定が必要となります。
そんなに難しくはないと思いますので、やってみましょう!
クライアント側の設定(お使いになられているパソコンでの設定)
1. こちらのサイトにアクセスして、必要なプログラムを取得します。
最新版(Latest)と安定版(Recommended)があります。お好きな方の「Installer」をクリックしてください。
2. ダウンロードした jar ファイルをダブルクリックします。
「Install client」を選択し、後はデフォルトのまま、「OK」を選択します。
インストールが始まりますので、しばらく待ちます。
Successfully と表示されたら、成功です。
3. Minecraft を起動して「起動構成」を選択します。
4. 先ほどインストールしたバージョンの forge で「編集」を選択します。
5. わかりやすい名前をつけ、インストールしたバージョンを選択します。
6. 警告がでます。内容ご理解のうえ、「プレイ」を選択してください。
7. 赤枠内に「Forge」と表示されれば成功です。
AWS EC2 インスタンスでの設定
1. 前回手順でインスタンスに SSH 接続を行い、次のコマンドを入力します。
minecraft ディレクトリへ移動
$ cd minecraft
プログラムファイルをアップロードする
前回同様、wget コマンドを利用する方法と、ファイルを直接アップロードする方法があります。
どちらでも問題ないですが、ここでは、TeraTerm を利用したファイルアップロード方法を説明します。
「ファイル」から「SSH SCP」を選択します。
From に先ほどダウンロードした forge の jar ファイルを、To に「/home/ec2-user/minecraft」ディレクトリを選択します。
※ご自身の環境に合わせてアップロード先は調整ください。
設定が終わりましたら、「Send」をクリックします。
プログラムをインストールします。※少々時間がかかります。
$ java -jar ./forge-1.19.2-43.1.30-installer.jar nogui --installServer
メモリに関する設定です。推奨メモリ 4 GB となっていますので、合わせます。
※小さいインスタンスでお試しになられている方は、やらないでください。
$ vim user_jvm_args.txt
- 「i」を入力(Insert モード)
- 一番下の行の「#」を削除する
- 「Esc」を入力(Insert モード解除)
- 「:wq」を入力(上書き保存)
minecraft を起動させます。※少々時間がかかります。
$ sh run.sh
Minecraft を起動させてみます
1. 起動画面で、最初に作成した forge を選択してください。
2. 必要に応じてサーバーの IP アドレスを修正してください。
ターミナルソフトが邪魔?
書き忘れていましたが、今のままですと、いつもターミナルソフトを開いた状態となっています。ターミナルソフトを閉じても問題ないようにしておきたいと思います。
一旦、minecraft を停止し、「stop」コマンドで minecraft サーバーを停止させてください。
screen をわかりやすい名前で起動させます。
$ screen -S minecraft
minecraft を起動させます。
$ sh run.sh
screen をデタッチします。
「Ctrl+a」を入力後、「d」を入力。
これで、ターミナルソフトを落としても、minecraft サーバーが起動したままになっているはずです。
$ exit
screen への戻り方
$ screen -r minecraft
最後に
いかがでしたでしょうか? 簡単に Minecraft の Mod 対応サーバーが構築できたのではないでしょうか?
第 1 回で述べた課題についてはまだ解決していませんので、次回以降、課題解決のための方法について書きたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします!
コメント